ANA国内線【PR】
カテゴリ
はじめに
夢日記
昔の夢
管理人からの報告・私事
以前の記事
2007年 08月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
お気に入りブログ
最新のコメント
おもろい
by うつよ at 00:06


八.
バイト先の施錠を終え、晩秋の夜の国道沿いを、淡く橙がかった街灯を目印にして僕は家路を急ぐ。吐く息が白い。それが真っ暗闇でも分かる。僕はひび割れそうに冷えた頬を、首もとのマフラーで覆った。
真夜中の国道は車が一台も通らない。ピン、と張り詰めた鋼の弦のような静かな空気が、杉林や山の稜線を覆っていた。その中で僕の革靴の足音が響いている。スラックスの擦れる音が一定のリズムを刻み、砂利を踏みしめる音がこだましている。僕はまるで世界にたった一人、取り残された男のようだった。

何本目かの街灯を通り過ぎようとしたとき、僕の頭上に白くて大きな布切れのようなものがいくつも見えた。柳の木だった。街灯の下には何本もの柳が群生していて、みな一様に真っ白な綿のような花をつけ、灯りに照らされて幽霊のようにぼんやり佇んでいる。
そこに北風が鋭く吹き抜けた。柳の枝は、風に飛ばされたハンカチのようにふわりふわりと揺れ踊り、そのうち白い花弁を風に乗せた。真っ黒な夜の空に、真っ白な柳の花が舞う。

もうすぐ雪が降るだろうと思った。雪虫が飛んで、それからここは白銀色の世界に変わるのだと思った。肩をすくめ、マフラーを鼻の上まで巻いて、ポケットに手を突っ込み、僕はまた次の街灯を目指して歩いていく。家までは、まだ遠い。
# by green_mind | 2007-08-19 22:25 | 夢日記
七.
夕暮れだろうか。それとも曇り空の下だろうか。
薄暗い群青がかった空の下、私は父の運転する車で走っていた。
対向車も追走車もない、静まりかえった道を、父と私はただひたすらに走っていく。
道の端には枯れ折れたススキと、うら寂しく朽ちた民家が、色彩の少ない道に申し訳程度に色彩を添えていた。

父は何も喋らない。もともとそう云う人なのであった。
無駄口は叩かない。必要なことだけをぽつりぽつりと話す。昔から今まで父は何一つ変わっていない。
私もそれを重々承知していだ。だから双方、言葉を交わしたりはしなかった。

道すがら、私はある物を発見した。大きな建物だった。
地上10階はある、大きな工場であった。
白いトタンの壁は所々錆びついていた。真っ黒な屋根が、まるで雨降り前の黒雲のように垂れ下がっていた。

車が次第に通り過ぎてゆく。
すると、入り口と思しきガラス扉の上に、色鮮やかなステンドグラスが見えた。
赤、青、黄、緑、白のモザイクで作られた聖母マリアがイエスを抱きかかえた肖像。
曇天の空の放つ青黒い光に照らされたそれは、今まで私が見たどの美術画よりも美しかった。
朽ちた野で、朽ちた工場に輝く、七色の光は、歓楽街のネオンよりも、朝日に反射する草の露よりも、儚げで、清く、最も尊いものに見えたのだ。

「あぁ。」
私は思わず呟いた。

「あぁ。」
一呼吸置いて、父も口を開いた。

それは感嘆の声だったのか、それとも単なる呼応だったのかは分からない。


車はその後も荒涼とした道を、真っ直ぐ、真っ直ぐ進んでいく。
真っ直ぐ、真っ直ぐ、静かに、進んでいったのだ。
# by green_mind | 2007-08-02 03:52 | 夢日記
私事
最近淫夢ばかり見るようになりました。恐らく僕の中で何かが溜まってるんでしょう。
何かは具体的には書きません。

いっその事その日見た淫夢をそっくりそのまま書いてみようかとも思いましたが、私の文章力はご覧の通りかなり水準の低いものでありましてサジ加減を誤ると一気に18禁サイトへと成り下がり謂れのない謗りを受けるかと思いまして執筆は諦めました。

というわけで極めてマトモな12歳未満の児童の皆様でも読めるような夢が見れるまで少々お待ちください。たぶん私疲れてるんです。あと自慰行為をしてから寝ないのが悪いんだと思います。よーしがんばるぞー。何をだ。



(酒飲みながら文章書くとこういう文になる、という悪例)
# by green_mind | 2005-06-21 22:34 | 管理人からの報告・私事
六.
まだ日も明けきらない早朝。私は自転車を漕ぎ、新聞を配っていた。
私の担当は少しハイソな感じのする住宅街。自転車の荷台に積んだ新聞を、手馴れた様子で郵便受けに入れてゆく。半分ほど届けたあたりだろうか、ある家の軒先で犬を見つけた。温厚そうなゴ-ルデンレトリバーだ。無類の犬好きとしては撫で回さずにはいられない。よーしよしお早うー。おとなしいねー。いい子だねー。

「おいお前、何してるんだ」

あ、すいませんご主人、○○新聞の配達の者です。朝刊をお届けにまいr

「嘘つけ!俺は騙されんぞ、お前はウチの番犬を手懐けて進入しやすくした後、ウチへ忍び込むつもりだったんだろう!!」

えぇぇー、いきなりそんな疑いをかけられても。っていうかこの子は番犬だったのか?

『バァン(ドアを勢いよく開ける音)』
「その通りよアナタ!その男は我が家に忍び込んで私たちを全員惨殺した後、ありとあらゆる金品を強奪してそのまま国外逃亡するつもりだったのよ!!」

うわぁ奥さんまで出てきた!しかも妄想がものすごく飛躍してる!!

「こ、こぉのぉ~人でなしぃ~!」
うぉぉ、お婆さんまで!?

「エーンエーン」
あぁぁお子さん起きちゃった!

「…………」
オイ犬寝るなよ!お前番犬じゃねえのかよ!



結局新聞は届けられず私は逃げ帰ることに。

まぁこんな家族はいないだろうとは思っているが、「こたえてちょーだい!」とかで普通に出てきそうで怖い。げに恐ろしきは人間なり。
# by green_mind | 2005-06-11 07:45 | 夢日記
五.
ブラウン管の中で笑う一人の男を見た瞬間、激しい不快感を覚えた。
男がどんな人間か、どんな顔をしてどんな仕事をしているか、どういった所が私の神経を逆なでしたのかなどは、まるで覚えていない。しかし、その時覚えた不快な感じはハッキリと覚えている。そしてその不快感は胸の中でドロドロと渦巻き、次第に憎悪に変わった。私はこの男を殺そうと思った。いや殺さなければいけない、この男を生かしておくことは世のためにならない。まるで正義のヒーローが悪役に怒りを燃やすような心持ちで、私は男の元へ向かった。その手の中には、包丁と千枚通しが握り締められている。

いい天気だった。空は青く、大きく膨らんだ夏の雲が緩やかに風に流されてゆく。周りには古い民家と、水田と畑。この近くにあの忌々しい男が住んでいるのだ。しばらく歩いていると、私の視界に一人の人間がフレームインした。黒い長靴を履き、青い作業服を着ている。あの男だった。

胸の中の怒りに似た感情が頂点に達し、私は突進した。男は私に気付いていない。渾身の力を込めて、男のわき腹に包丁を突き刺す。間髪入れずに千枚通しも刺した。呻き声を上げ崩れ落ちる男に、何度も、何度も、突き刺す。そのうち男が息絶えたのを確認し、私は逃げ帰った。
自分の部屋に帰ると、怒りと憎悪、そして宿敵を打ち負かしたような誇らしい気持ちは消え去り、その代わりに恐怖と罪悪感が私の胸の中を支配した。
人を殺してしまった。
私は逮捕されるだろう。裁判を経て、死刑になるだろう。何て事をしてしまったんだ。自分の未来を思い、私は震えた。

しかし、何日経っても警察は来ない。マスコミも騒がない。いつもと何ら変わりなく、日常は過ぎてゆく。その「いつも通り」が、さらに私を恐怖させた。まさか人を殺して何も無い訳がない。いつか必ず私は裁かれる。だが、それはいつだ?逮捕状を持った刑事はいつ現れる?裁判は?このまま贖罪もできないまま、私は罪を背負って生きていくのか?それに、何故誰も騒がない?人が殺されたというのに、誰も、何も、その事について話さないのはどうしてだ?何なんだ、何かがおかしい。

晴れない疑問と消えない罪悪感に怯え、膝を抱えて私は震え続けた。
それでも日常は変わることなく、窓の外では熱気のこもった夏の風が、青い木々の葉を撫ぜているのだった。
# by green_mind | 2005-06-03 00:26 | 夢日記
四.(居眠り中に見た夢)
夢の中の私は美少女ゲームの主人公になっていました。
ストーリー性はあまりなく、好感度をひたすら上げて女の子をゲットするタイプのゲームです。

おっと、女の子とのデート中に不良に絡まれるイベントが発生しました。
このイベントをクリアすると好感度が大幅アップするみたいです。
よーし、ここは漢の強さをとくと見せてやりましょう。

「私も手伝います!」

いや、貴女の好感度を上げるイベントですって。

「てやー!」

あぁ、一人やっつけちゃった。

結局僕は大して働かず、女の子が不良を殆どを蹴散らす結果となってしまいました。
おや?女の子の顔が少し上気しております。

「強いんですね…」

いや、貴女。

「私…何だかあなたを見てると…ドキドキしちゃって…」

一応クリアしたので好感度は上がったみたいですが何か釈然としません。
この子は頭の弱い子なんでしょうか。
# by green_mind | 2005-05-12 21:26 | 夢日記
昔の夢・一
山林の土手。天を突かんばかりに伸びた杉の木。地面は苔と、雑草と、枯れ落ちて茶色に変色した杉の枝葉で埋め尽くされていた。見えないが、感触で分かる。私は地面に組み伏せられているのだ。

私の上に中年の男が乗りかかっている。浅黒く、髪をオールバックにした中肉中背の男だ。男は皺の刻まれた額にじんわりと汗を浮かべ、私の首を絞めていた。
苦しい。息が出来ない。首元に絡まる手を解こうとするが、渾身の力が込められた男の手はそう簡単には離れない。もがく私の姿を見て、男は薄く笑い、一言呟いた。

「…○○は俺のモンだ、ヒヒ」

○○の部分はよく聞き取れなかった。恐らく女性の名前だ。
そして気づいた。私はきっとこの男と、女の取り合いをしていたのだ。
そして、今日、私は―。



という所で目が覚めた。

たぶん、前の夜に祖父母と一緒にぼんやり見ていたサスペンスドラマの影響だろう。
夢の内容を話すと父にギョッとした顔をされた。当たり前か。
当時4歳。これが私の覚えている最古の悪夢である。
# by green_mind | 2005-05-08 22:51 | 昔の夢
三.
夜明け前の薄暗い駅のホームに私は立っている。
たぶん蒲田の駅だと思う。ホームには桜の木が一本立っていて、H鋼の柱の代わりにホームの屋根を支えていた。桜の木は満開に花を咲かせている。時折、枝垂れた薄紅色の花が風に揺れて近くに立っている私の頬を撫ぜた。電車は一向に来る気配を見せないが、ホームには人の気配があった。皆、花見をしているのだ。

私の手にはビニールのゴミ袋が握られている。私は清掃夫だった。
花見客は次々と私の握ったゴミ袋にゴミを投げ入れてゆく。ビールの缶、ワンカップのガラス瓶、焼き鳥の入れ物、スナックの空き袋。分別などされない。全てが一緒くたにされて、私のゴミ袋に捨てられた。

ゴミ袋がゴミでいっぱいになり、今にも張り裂けそうになった時、ホームに一本の電車が入ってきた。空気の抜けるような音がし、電車の扉が開く。中学時代の同級生2,3人が降りてきた。クラスでも発言力が強かった、所謂不良のメンバーだ。彼らは私を見るなり、待ってましたと言わんばかりに手持ちのゴミを袋に押し込めた。食べかけのおつまみ、煙草の吸殻が詰まったコーヒーの空き缶。それらが満杯のゴミ袋にグイグイと詰められる。
待ってくれ、これ以上入れられたら袋が破れる、それにこのゴミは無いよ、勿体無いし、吸殻もちょっと…。そう言おうとした時、中心人物のTは私の鼻先まで顔を近づけ、「大丈夫だよな、な?」と吐き捨てるように言った。私は俯いてゴミ袋に目線を移す。身軽になった彼らは、飛び跳ねるような足取りで改札に向かっていった。

ため息をついて、ゴミ袋の口を結ぶ。張り裂けはしなかったものの袋は風船のように膨れ上がり相当な重さになっていた。
「お前らいつもそうだよ」
そう呟いて、私は袋を担ぎホームの階段を上った。鏡面加工のされた壁に自分の姿が映る。薄汚いサンタみたいだな、と思った。
# by green_mind | 2005-05-03 00:18 | 夢日記
二.
今日の夢。

昔通っていた小学校の中庭に私は立っている。
中庭には花壇がいくつもあり、そこにはツツジの花が咲き乱れていた。薄曇りの空から降り注ぐ白い光が、ツツジの赤紫をより濃く、鮮やかにしている様だった。おそらく季節は五月であろうと思った。風が吹いて、新緑の木々がそよそよと揺れている。

砂利の敷き詰められた中庭で、私は一匹の犬と遊んでいた。犬種はよく分からない。柔らかそうな黒い毛並みの美しい小さな子犬だ。抱き上げたり、頭を撫ぜてやったり、地面に寝転んで腹の辺りを突付いてみたり。彼は吼えたり噛み付いたりすることは決して無かった。さぞかし利口な種類の犬なのだろうと思った。

しかし、私はそのうち彼と遊ぶのに飽きてしまった。飽きるまでの記憶は朧げでハッキリとは分からないのだが、私は彼に飽きて、数ヶ月の間彼の事を忘れていたのだった。

前よりも日差しが強くなったある日、私はふと彼の事を思い出し中庭に会いに行った。昇降口から中庭に入る。ツツジの花は相変わらず濃い赤紫色で咲き続けていて、私は少々眼を細めた。

細めた視線の先に彼は居た。小さく愛らしかった体は見違えるほど大きくなってはいたが、同時に痩せ細り貧相な体になっていた。美しかった体毛は手入れがされていなかったらしく、伸びきった毛の表面には油が浮き、まるで鴉の羽根の様にテラテラと光っている。愕然とした。私は何て事をしてしまったのだろうと思った。一体どれくらいの間、彼の事を忘れていたのだろう。自分を忘れ、遊び呆けている私を、彼はどう思っただろう。自分の行動に対する怒りと申し訳ない気持ちが綯い交ぜになり、涙が溢れてくる。

私は彼にすがり付き、ごめんよ、ごめんよ、と呟きながら嗚咽した。彼は吼えもせず、暴れもせずに中空を見つめて、じっと私の言葉に耳を傾けている様だった。
# by green_mind | 2005-04-25 16:26 | 夢日記
一.
今日の夢。

目の前に蛇がいる。背の模様と腹の淡い橙色が鮮やかな白蛇である。
私の親父がペットとして買ってきたもので、蛇は家で放し飼いにされていた。蛇は私の眼前でとぐろを巻き、私に向かって鎌首を持ち上げシャアシャアと鳴いている。威嚇しているのかと思ったが、蛇の眼からは敵対心、殺気、そういったものがまるで感じられない。例えて言うなら、そう、子犬が飼い主に戯れて飛びついたり、甘噛みをするような、そういった感じなのだ。

そのうち蛇は鎌首を振り上げて私の足に噛みついた。蛇の二本の牙が肉に食い込み、鋭い痛みが走る。私は驚き、慌てて蛇を振り払った。蛇は空中に舞い、そのうち地面に叩き付けられたが、かまうものかとすぐに体勢を整え、私に向かってまたシャアシャアと啼いた。

噛まれた足がピリピリと痛む。奴は毒を持っているに違いないと直感した。冗談じゃない、即死するほどの毒ではないとしても、こう毎度毎度戯れて噛まれていたのでは身体がいくつあっても足りない。追い払おうとしてしばらく脚を振り回し蛇と格闘するが、その度に噛まれてしまう。足先、脛、親指の付け根、何ヶ所噛まれたか知れない。噛まれた部分は幽かに紫色に変色している。流石に腹に据えかねて、親父に抗議をしに行くことにした。

毒蛇を放し飼いとは何事だ、飼い主ならちゃんと管理をしろ、飼うなら籠の中で飼え、今日一日で俺は何ヶ所噛まれたと思っているのだ。
顔を真っ赤にして親父に訴えるが、親父は、奴が噛むわけが無い、毒も持っていない、温厚で安全な種なのだから、と聞く耳を持たない。

仮にそうだとしても事実俺は噛まれているのだ、何とかしろと噛まれた傷口を指して再度抗議するが、それはお前が奴を邪険に扱っているからだ、と私の訴えを軽く流して親父は笑った。納得がいかない。死んだらどうするつもりだと憤慨していると、アキレス腱の辺りにまた鋭い痛みが走った。蛇が噛みついている。大慌てで脚を振り回した。そんな私を見て親父は笑っていた。
# by green_mind | 2005-04-12 21:36 | 夢日記
< 前のページ 次のページ >




夢日記書いてます。
by green_mind
ライフログ
おすすめキーワード(PR)
ファン
XML | ATOM

skin by excite